足音

黄昏に
行き交う影も伸びれば
味気無く私の空も暮れ行く

足跡なんかは残らない
誰もが昨日に帰れない

弛まなく
続く命の呪縛か
見失い路頭に迷う
それでも

行き先なんかは解らない
今更後へは退けないさ

昨日と明日が擦れ違う
足音ばかりが消えて行く
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