しあわせはどこに

街には楽しい 人の波
空にはあかるい バラの雲
燕もおどるよ 青い風
それなのに わたしは独り たゞひとり
しあわせは あゝ しあわせはどこに

わたしは都の 片隅の
名もない野の花 乙女花
咲く日も散る日も 君知らず
さみしさよ わたしは独り たゞひとり
しあわせは あゝ しあわせはどこに

くもらぬこゝろの 真珠だま
のぞけば悲しい 恋の傷
この傷消えるは いつの日ぞ
いとしさよ わたしは独り たゞひとり
しあわせは あゝ しあわせはどこに
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