丘にのぼりて

丘にのぼりて 黄昏の
山に向かえば ふるさと恋し
ああ いつの日かえる
この身やら
心にしみる 遠い星

青いすすきの 穂を抜いて
かめば苦いよ ふるさと恋し
ああ 嫁ぐと聞いた
あの人の
まぼろしばかり 浮かぶ胸

流れ行く雲 なぜ急ぐ
山の向こうの ふるさと恋し
ああ 遠くにありて
思う身に
わびしくしみる 丘の風
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