BIRTH

麗らかなる囀りは浅い眠り「君」を呼ぶ
裸体を伝う温度が目覚めの時間を告げて
夢を見るほどに夢は育めるはずなのに
いつからか夢の中でしか眠れない

なぜ僕は透かした空の下で手を伸ばさずに
待ち焦がれているのだろう?

壊していく 理想だけの世界 夢を宿しながら
今何処へ向かい 何処へ行けばいいのか
恐れずに羽の持つ意味を空へと託せばいい
もう戻れない 戻らない 殻脱ぎ捨て
過ぎ去りし日の「君」を忘れない

何もかも吸い込まれそう
青に誘われるままに風を受け入れる僕は羽ばたく

望んでる 僕を抱く母なる腕に応えたいと
ねえ 見せてあげる この翼を翳して

終焉は創造の始まり

壊していく 理想だけの世界 夢を宿しながら
今何処へ向かい 何処へ行けばいいのか
恐れずに羽の持つ意味を空へと託せばいい
もう戻れない 戻らない 殻脱ぎ捨て
過ぎ去りし日の「君」を忘れない
いつかまた 新しい「君」を呼ぶ日が来るだろう
迎え来る 生まれし夢を
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