さよならなんて云わないで

私の髪にふれながら
あなたは何をためらうの
見交わす濡れたまなざしに
私はすべてかけたのよ
あなたが棄てた思い出や
水に流した出来事に
たえてたえているのよ わかるでしょう
さよならなんて云わないで

二人の肩に降りしきる
思いがけない通り雨
愛する人に背を向けて
すねてみたいのわけもなく
悪い噂もあるけれど
私にだけはいい人と
たえてたえているのよ わかるでしょう
さよならなんて云わないで

お願いだからあなたから
私に愛を投げだして
たえてたえているのよ わかるでしょう
さよならなんて云わないで
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