水の時計

新しくなれた朝に感謝してる
昨日の雨はキレイな水の時計
泣いていた夜 流してゆく

こじれてもいないのにネジれたウワサとか
薄っぺらいなぐさめによけいに傷ついたりした
様々な思惑 嫌いな東京

「ユメなどない噂は嫌い」カーラジオで歌っていたよ

蒼いココロのハイウェイの途中でふとマシンを止めた
欲しいモノなど何かを捨てなきゃたぶん手に入らないのさ
朝が笑えば また走り出す頃さ

オトナの事情だとかキュウクツな言い訳で
君がすべてを賭けた何かが風に消えても
それでも変わらないうつろな東京

「空を舞った鳥になりたい」カーラジオが繰り返すよ

永遠というコトバに憧れていたあの頃には戻れないけど
きっと新しく触れた朝が君を創る
優しい霧雨 静かな水の時計
頬の涙 隠してゆく
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