裸足で行かざるを得ない

遍く照らし出す光へ
渋々歩み行く毎日へ
嬉しかれ悲しかれ道すがら
声高く歌はある
誰にでも

朝を告げるベルの鳴る頃は
夢は海の底に沈み行く

孤立無援の花、咲くばかり
明日の在りや無しや、知るものか

そぼ降る雨に濡れ帰り道
『過ぎ去りし夢だよ』と気取るなよ
その命、燃ゆるなら何時の日も
声高く歌はある
誰にでも

五時の鐘の音が鳴る頃は
夕闇に心を解き放つ

孤立無援の花、咲くばかり
明日の在りや無しや、知るものか

そして何時の間にか消えていて
氷細工の様に脆過ぎた
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