遥か地平線の彼方へ-Οριζονταs-

【暗誦詩人:Μιλο_と其の弟子】

少年の今は旅の空 賢人の詩も上の空
幾年も仰ぐ高き空 老人は嗤う蒼き空

少女を尋ね幾千里 海原渡り征く海里
彼女を捜す侭山里 高原臨む彼の郷里

天の隨に 咲ける星屑
運命に惑う一片 寄り添う双星

嗚於...故郷よ (嗚呼...還らざる夢) 倖せだった (季節達よ)
幼き日々の (嗚呼...残照が尚) 未だ眩く (胸を刺す)

二つ並んだ 野晒しの墓標
朽ちた花飾り 葬ったのは誰ぞ?

青年は今も旅の空 詩人の島は遠き空
聖女を尋ね復千里 恩人と別れ復海里

【港を賑わす風の噂】
×