灯火

いつの間にか 僕は大人になった
想像してた大人とは違ってたけど

目を背けたり
責任逃れしたり
行く当てもないまま 流されてきた

何もかも拒んでた 今日までの僕を
いつだって君だけは 見つめ続けた
失くしかけた大事なもの
取り戻せるなら
もう一度 君のことを抱きしめよう

同じような日々の繰り返しでも
隣にいる ただそれだけでよかったのに

君からもらった 小さな灯は
冷たい風の中 消えかけていた

建前も本音もない まっすぐな恋を
ありもしない幻だと笑った そのとき
ふとよぎった胸の痛み
消えてしまう前に
もう一度 君のことを抱きしめよう

初めて見せた 君の涙は
僕の指さえ温めた
やっと気付いた 二度と君を離さない

何もかも拒んでた 今日までの僕を
いつだって君だけは 見つめ続けた
失くしかけた大事なもの
今なら迷わない
もう一度 君のことを愛そう
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