観覧車の夜

気の触れた闇の中をくぐり抜けて
風の吹く場所で 二人待ち合わせるのさ
うちひしがれたふりをした街の天使達
誰のためでもない夢を数えてる

街中にはとりとめない嘘に溢れて
ため息をついたりしてる暇もないくらい
使い古されたコンパスを捨てて
できることだけを続けていくのさ

夜空は澄み渡り 晴れやかな心に
いつも回る 回る
光の導くままに

思い描いていた未来と違ってたけど
信じたいものに沿って好きに行けばいい
くしゃくしゃにもつれた夢をほどいて
心のたよりなさを見抜かれないように

夜空は澄み渡り 晴れやかな心に
君と回る 回る
光の導くままに

気の触れた闇の中をくぐり抜けて
風の吹く場所で 二人待ち合わせるのさ
正しく、と願いつつ
美しく、と泣いて
君が怖れているものは何?

僕らはもう一度
星空を見上げて そうさ
眠る世界を越えて進んでゆく

夜空は澄み渡り 晴れやかな心に
君と回れ 回れ
光の導くままに
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