横浜夜霧

一人じゃないよ 待っているのさ
連れのあの娘が まだ来ない
嘘がばれてる 酒場(クラブ)のカウンター
霧の横浜 ベイホテル
ここで忍んで ここで別れて
いまは逢えない かわいい奴よ

外国船で 逃げてみたいと
泣いた涙の その訳を
くんでやれない つめたい俺だった
霧の横浜 ベイホテル
青いランプの 影にからんで
男みれんが ゆれてる夜よ

故郷はたしか リラの咲く街
花にこころが 癒されて
生きているなら あの娘にゃそれもいい
霧の横浜 ベイホテル
ひとりベッドじゃ 眠れないのさ
だから朝まで 呑ませてくれよ
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