昴~すばる~

目を閉じて 何も見えず
哀しくて 目を開ければ
荒野に向かう 道より
他に見える ものはなし
嗚々 砕け散る宿命(さだめ)の星たちよ
せめて密やかに この身を照せよ
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ

呼吸(いき)をすれば 胸の中
凩は 吠き続ける
されど 我が胸は熱く
夢を追い 続けるなり
嗚々 さんざめく名も無き星たちよ
せめて鮮やかに その身を終われよ
我も行く 心の命ずるままに
我も行く さらば昴よ

嗚々 いつの日か誰かがこの道を
嗚々 いつの日か誰かがこの道を
我は行く 蒼白き頬のままで
我は行く さらば昴よ
我は行く さらば昴よ
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