心灯歌-しんとうか-

“あたし”という命をくれた いつでも暖かい家族へ
離れてはじめて気がついた大きさ 帰る場所があること

飽きもせずに語り合ったね それぞれの道行く友達へ
恋をして喧嘩して 泣いて笑って かけがえのない想い出

忙しない日々の中に ぼやけてしまうものを
いつだって忘れずにいるのは たやすいことじゃないけれど

いつの日かこの命が途絶える
そんなときがおとずれても
この歌を歌い残せたなら
あたしは独りじゃないね

人を愛する幸せと 切なさをくれた恋人へ
あの日握り返してくれたその手は あたしを強くしたよ

うまく行かない時の中に 忘れたくはないものばかり

いつの日か永遠のさよならが
おとずれる時が来るけれど
この歌を歌い残せるなら
いつだってそばに居れるね

まだ冷たくて 遠い春の日
狭い空から 舞い落ちた雪に
立ち止まり 心に描くあの日の声を あの景色を

アルバムの中 無邪気に笑った まだ幼い日のあたしへ
『いろんな愛に包まれながら、未来もずっと幸せだよ。』

いつの日かこの命が途絶える
そんなときが来るけれど
この歌を歌い残せたなら
あたしは独りじゃないね
また帰る そのときまで
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