光合成

「どうして毎日は僕に 優しくしてくれない?」
君はひざ抱え呟いた
その掌にある一粒の未来の種に
気付かないまま

逃げながら生きて手にする
苦しみのない世界
そんな場所じゃ 喜びさえも
人の情けも 見失うだろう

流れ流れてく 頬を伝う涙が
その掌に 染み込んで、
ヒカリ輝いた 愛や夢を浴び
はじめて育つ自分(ハナ)がある

手を伸ばせ 自分(ハナ)は咲く
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