浴ビル情

夢の炎天下 ころがり落ちてゆく
陽炎を 通り抜けて
最高も最低も 気分しだい変わってゆく
身にまとう 空気のように
心の扉 あける 次のカギをちょうだい

うつつの炎天下 迷いこんだら
つぶやきが くり返す
等身大 乱反射 自分うつす鏡がない
確かめる 相手もいない
心の扉 あける 次のカギをちょうだい
輝く扉 あける 次のダンスを教えて

浴ビル情 カラダ中 ふりそそぐ愛を
浴ビル情 カラダ中 浴びせかける愛を

今夜の このさびしさを 粉々にくだいて
かけらを 道端に捨てよう
いつわりの安らぎも ぬくもりもいらない
おほれかけた 手を差しのべて おいでよ

浴ビル情 カラダ中 ふりそそぐ愛を
浴ビル情 カラダ中 浴びせかける愛を
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