自由への長い旅

いつのまにかわたしが
わたしでないような
枯れ葉が風に舞うように
小舟がただようように
わたしがもう一度
わたしになるために
育ててくれた世界に
別れを告げて旅立つ

信じたいために疑い続ける
自由への長い旅をひとり
自由への長い旅を今日も

この道がどこを
通るのか知らない
知っているのはたどりつく
ところがあることだけ
そこがどこになるのか
そこで何があるのか
わからないままひとりで
別れを告げて旅立つ

信じたいために疑い続ける
自由への長い旅をひとり
自由への長い旅を今日も
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