ブランケット

部屋の 蛍光灯が
切れそうだって 今 気付いたよ
君が来たから
春先の雨
薄着なんだね
羽織りな

寂しい家族と知ってしまう夜
誰も喋らない朝
悪気の無い世界
楽しめないのかい
踊ろう

ブランケットを
羽のように広げ
ベッドに舞い降りた

今 お前を安心させたいんだよ
心は揺れるものだろう?
忘れたい事が多すぎたよ
水を飲む闇の中

友達がゴシップ好きなのが 嫌で
それでも友達だったなぁ
「俺達だけはずっと戦おう」
ってゆったな

いよいよ世界はヤバいってさ
ニュースはいつもそう

ただ、全てに終わりが来るなんて
偉い人が言うじゃないか
その言葉もきっと廃れるだろう
永遠を さあ始めようぜ

皆 お前を安心させたいんだよ
その心も歪むものだろう?
忘れたい事は消えないけど
既に 光の中だ

タクシーの窓に張り付いた
月が離れないんだよ
夜のスピードは追えないけど
闇も道連れにして

解き明かしておくれよ

君も俺も 光の中へ
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