それでも気車は走る

疲れ果てた日は 誰かの胸でギター鳴らして
息詰まる部屋に揺れる空気を 歌に書きたい

ああ 気車が走る 果物を山積みにして
橋がかかる 僕は望みもしていないのに

昨日の夢など 話したくない あなたにさえ
想い出もいつも 明日記した 詩に残される

ああ 獣は待つ 牙を磨き 爪を研いで
気車は走る 荷造りする僕をせかして

昨日の夢など 叶えたくない あなたとさえも
想い出はいつも さっき破いた 詩に消えていく
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