大好きふるさと

ふるさとの空はいつでも晴れて
長靴をはいた おじさんが
ドライアイスの けむりあげ
いちごが入る アイスキャンディー
かたくてかめないから なめながら歩いた
真夏の昼に 木の陰で 蝉の鳴き声 よみがえる
ふるさとを思い出す 誰でも持っている
大好きふるさと やっぱりふるさと

ふるさとの空はいつでも晴れて
はっぴに はちまき 足袋 裸足
汗を飛ばして 練り歩く
幼馴染が うちわであおぐ
子供のみこしでいい 今すぐかつぎたい
祭りが終わり 帰り道 下駄の鼻緒が きれていた
ふるさとを思い出す 誰でも持っている
大好きふるさと やっぱりふるさと

ふるさとの空はいつでも晴れて
子供の頃には 長かった
この道は今 短くて
山は意外と 小さく見えた
市場の角の肉屋 あげたてコロッケで
口の中まで やけどした 今もあの味 忘れない
ふるさとを思い出す 誰でも持っている
大好きふるさと やっぱりふるさと
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