沈んだ世界

季節をめくれば 私はこの胸まで
真赤に落ちてく 夕日に
アア そまるの そまるの そまるの

さよならを言い出した それは私の方よ
かきまぜた銀色のスプーン ゆかに跳ねた
遠い海の底から助けを呼ぶ 名もない魚
あなたの暗い瞳 私を釘づけにした

季節をめくれば いつでもあのシーン
真赤に落ちてく夕日に
アア そまるの そまるの そまるの
許してね……

なに気なく 口づけを交してた別の人
心まで奪われた そんな気がしただけ
遠い海の底から おし寄せる波に ほら乗って
聞える あなたの声 やさしい歌になるのよ

季節をめくれば 私はこの胸まで
真赤に落ちてく 夕日に
アア そまるの そまるの そまるの
許してね……
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