ステーション

何故あんなに 好きだったのに
離れ離れに なったんだろう
哀しいほどに よみがえるのは
君と僕との 出会いの風景

雨の降るステーション 雨宿りの君に
傘をさしだしたのは僕 季節はずれの雨
ひとつの傘で 何も言わずに
バスターミナルで 君の名前を

やがて僕らは 夏の初めに
約束事みたいに 一緒に暮した
君を愛してた どんな人よりも君を
神様の引き合わせなんだと あの日の雨を
ひとつの傘で 秋を見送り
木枯しの中 冬を迎えた

いつまでも待ってた 君が帰らない夜
いつも待ち合わせたステーション 季節はずれの雨

君の名前を 聞いた場面で
雨は静かに 雪に変わってた

君と僕との 出会いと別れを
遠くで見ていた 雪のステーション
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