白い波のReflection

壊れたボートにも
海はいつまでも波を寄せる
ブルーに輝く指環
誰に貰ったのだろう

訊けないことばかり
ありすぎた眼差しは
僕の前で一度も
泣いたことなかった

好きになるほど 君が遠くて
触れてても つかめない 恋がつらくて
あの日の波が いまもまぶしい
途切れない 長い影 君は残したまま

入り江をなぞる道
並んだ店も名前が変わる
知らない人が増えたよ
時間は止められない

頬杖つく君の
静けさが怖かった
僕の知らない夏に
帰りたがるようで

心の奥に 寄せる波音
目を閉じて 見つめれば 君はいるのに
ひとりでなにを 思いだそうか
微笑みの意味だけは まだわからないまま

好きになるほど 君が遠くて
触れてても つかめない 恋がつらくて
あの日の波が いまもまぶしい
途切れない 長い影 君は残したまま
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