アンテナ

時を超えるゆりかごで あなたの場所を探してる
きっと近くにいないだろう
かといって遠くでもないだろう

時がきて最初の電車 乗り遅れて聴こえた
汚れてた大事なもんを 汚された手で拭き取った
手に入れた感動さえも 明日になればかすれて
あきらめのような光は 東京の夜を包んでた

生きる事に騒ぎたい 包み込んでくる優しさ
僕は愛されたい きっと僕はバカだ

時がきて最初の電車 乗り過ごして聴こえた
あんなにもこんがらがって耳を塞いでも聴こえた
近づいた列車の声に サイレンがよりそってゆく
分かりやすい歌の中 排水管を引っこ抜いた

ここにあった思い出と ここに残った怒り顔
けして忘れないでしょう 本当に忘れないでしょう
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