恋桜

春の色した風が連れてきた この予感

好きですなんて言葉 とてもシンプルすぎて 苦しくて
ただ恋しくて 胸が高鳴るのを感じる

だけどね すぐ気づく
1秒だけで始まるの 恋の瞬間が
もし 春が過ぎても
散るとこはない恋桜

届かないから それは桜のように 儚(はかな)く
手を伸ばしても まるで蜃気楼
舞う花びらが 思い出ごと染め上げ 重なる
春の日差しは 心を溶かす 君の笑顔

好きですなんて言えるあなたは素直すぎて 私には
ただ眩しくて 切なくなって胸が痛い

これから待ちわびる
1秒すらも長く感じるのはあなたのせい
また 来年の春
並んで咲くの恋桜

頬に触れると すぐに桜のように 色付く
瞳 寄せると 心まで染まる
季節外れの 淡雪すらも溶かす 微笑み
春の日差しは 私を包む 君の笑顔

待ちわびる 1秒すらも
長く感じるのはあなたのせい
もし 春が過ぎても
散ることはない恋桜

届かないから それは桜のように 儚(はかな)く
手を伸ばしても まるで蜃気楼
舞う花びらが 思い出ごと染め上げ 羽ばたく
春の日差しは 奇跡がくれた 君の笑顔
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