母恋仁義

親に不孝の 故郷へ
帰るこの身の この姿
山の緑も 小川の水も
何も変わっちゃ いないのに
ああ この姿

死んだ親御の 石塔に
絹の布団を 着せたとて
なんで喜ぶ 許されようか
生きている間の 親孝行
ああ なぜできぬ

祭りばやしの 笛の音が
なぜか聞こえる 遠い空
せめて長生き して欲しかった
詫びておりやす 三度笠
ああ 三度笠
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