てぃーんず ぶるーす

駅に走る道は雨で
川のようにぼくのズックはびしょぬれ
濡れた踏切から見たよ
汽車の窓に流れる君を探して

冷たいレールに耳あてれば
ふたりの秋が遠ざかる
泣いてる君は ぶるーす

みんな軽々しく愛を
口にしても君は違うと信じた
なのに君はぼくの手より
座り心地のいい倖せ選んだ

都会が君を変えてしまう
造花のように美しく
乾いた君は ぶるーす

誰も知っちゃないさ 若さ
それがこんな傷つきやすいものだと

誰も知っちゃないさ 若さ
それがこんなこわれやすいものだと

ぼくは愛に背中向ける
伏せ目がちのジェームス・ディーン真似ながら
それが ぼくのぶるーす
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