風の丘

雨に濡れてる 名も無き花が
何故か愛しい 風の丘
雲がちぎれて 陽が射せば
遠い昔が 甦る
父もいた 母もいた みんながいた頃を
風が想い出 連れて来る ハァーヤイー ハァーヤイー

鳥がさえずる 白樺林
白い風車の 風の丘
トンボ追いかけ 畦道を
裸足で駆けた 茜空
忘れない いつまでも みんながいた頃を
風が想い出 連れて来る ハァーヤイー ハァーヤイー

「体大事に達者でな」
見送る母の 目に涙
忘れない いつまでも みんながいた頃を
風が想い出 連れて来る ハァーヤイー ハァーヤイー
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