夫婦盃

遅れて来た春かみしめながら
久しぶりだね さしむかい
命ふたつのおもいで月夜…
苦労かけたと抱きよせて
夫婦 盃…おまえと 水いらず

しがない俺らを男にすると
影に日向に 尽くす女房
命ふたつの裏町ぐらし…
湯の香ほんのり口紅させば
夫婦 盃…おまえは きれいだよ

川面のおしどりごらんよ おまえ
惚れて惚れぬく あの姿
命ふたつの 海山千里…
何処へ流れてゆこうとも
夫婦 盃…おまえと ふたりづれ
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