君想うゆえに我あり

今日も うまくいかない
何度目のため息?
携帯にぎり 少し 涙ぐんだりして

声を聞いただけで 終電もないのに自転車飛ばしてきてくれた君
僕のつまんない話 涙目で聞いてくれたんだ

いつも 答えは どこにもないみたい
でも間違いないのは あたたかい君の手
ありがとう 朝陽にきらめく君の涙
ねむたい目をこすって
手をつないで歩く

またかけ直せなかった
ふるさとからの留守電
携帯にぎり 今日も つい立ち止まってしまう

走り過ぎる毎日に 彼方からの心配そうに怒る懐かしい声
僕の強がりも全部 まるでお見通しみたいね…

どうやら 答えは どこにでもあるみたい
ふと気づかせてくれるのは 変わらないやさしさ
ありがとう 言わなきゃ 夜空見上げてばかり
星も君も見えない それでも月が照らす

君がいるから… 続く言葉は胸の中
照れ笑いしながら 噛みしめてる想い
僕は 君に 何をしてあげられるだろ
何度だって探すよ
君を想う、ゆえに
×