渚のカンパリ・ソーダ

少しは愛してくれ
夏の風もてれちまう程に
八月は出逢う女(ひと)を
恋人に変えちまうよ

ジリジリ焦げた肌に
ひとしずくの水を投げてくれ
渚から光る君は
サングラスも眩(くら)みそう

心を軽く乱され
いつもの俺じゃ無いのさ
カンパリのグラス空けてしまおう
君に酔ってしまう前に

若さを弾くように
笑いかける小麦色の夢
もて余す無邪気さなら
瞳閉じてしまおうか

ラジオは浮かれる音
あれは旧いツイストのリズム
こみあげる懐かしさに
時はいつも移り気さ

真夏のShower浴びると
景色も揺れて来るのさ
カンパリのグラス空けてしまおう
君に酔ってしまう前に

少しは愛してくれ
夏の風もてれちまう程に
八月は出逢う女を
恋人に変えちまうよ
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