青空

いつも いつまでもそばにいると思っていた
いつも 抱き合えば 温もりがあった

雑踏の中に 孤独を見つけてしまう 週末の街
ひとりの部屋から 逃げ出して来たというのに
僕の場所はない

何もかもが みな 色を失くしてしまった
記憶の中の君さえも
あの頃のように君がいる気がするから
彷徨って 我を忘れ 立ち止まった

いつも いつまでも
そばにいると思っていた
いつも 抱き合えば 温もりがあった

在り得ない希望 ビルが縁取る青空 からっぽの空
当てのない苦悩 カフェに座った幻
君は もういない

何もかもが みな 僕を追い越していった
けれども 時計は進まない
諦めばかりがカラダを支配している
普段通り 振舞えない 強がっても

いつも いつまでも
そばにいると思っていた
いつも 抱き合えば 温もりがあった

ただ風が過ぎて 季節が変わって
君を忘れる日が来ることより
この悲しみと この苦しみと生きていく
今だって そう明日も 同じ気持ちで

いつも… いつも…

いつも いつまでも
そばにいると思っていた
ふたり 抱き合って
いつも いつまでも
そばにいると思っていた
いつも 抱き合えば 温もりがあった
いつまでも忘れない

信号が青に変わり 僕は歩き出す
雑踏の中にひとり 僕の場所はない
君以外に…
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