維新の華

誰が切れよか 恋の糸
たぐり寄せれば あかね空
淡い初恋 あの方は
いつかは時代を 変える人
ついて行けない 行かれない
肌に冷たい 肌に冷たい 土佐の風

空の雲さえ すれ違い
まして浮世の 色恋は
たとえ一緒に なれずとも
私はひとりを 守りぬく
女だてらの 剣さばき
泣いて見ている 泣いて見ている 江戸の月

維新海原 船出して
夢の途中で 死ぬもよし
そんなあなたの 生き方に
連れ添う女の せつなさよ
せめて二人の 肩に散れ
京都伏見の 京都伏見の 桜(はな)ふぶき
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