それが大人ってもんなのか

履き慣れない革靴で 泥の中突っ込んじゃって
気取れば気取るほどに 格好悪く見えるもんだなぁ

スニーカーで無邪気に駆け回っていた頃の僕が
「それが大人ってもんなのか。」って 指差して笑うよ

心地良い春風の中で 僕は何て叫ぼうか
汚れた革靴は そんな大事なんだろうか?

気の利かないこの僕は 君を泣かせちゃって
こんなんで「人を幸せに」だなんて情けなくなっちゃうよなぁ

不器用にも誰かのためだけに走っていた頃の僕が
「それが大人ってもんなのか。」って指差して笑うよ

悲しむ君を前にして 僕は何と言えようか
口先の言葉など 誰だって 聞きたくないだろう

“なりたかったもの” それにはもう少し
忘れちゃいけないものがあったでしょ

心地良い春風の中で 僕は何て叫ぼうか
汚れた革靴はどうでもいいさ!

悲しみ君を前にして 僕は何と言えようか
君のための一言を見つけられたらいいな

心地良い風の中で
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