燧灘

小春日和のまぶしい海から
漁を終えた舟がつぎつぎ帰って来る
すわったままで投げた釣糸の向こうを
静かに知らん顔して舟は通り過ぎて行く
アーこんなおだやかな港からいつも見てる海は
燧灘 燧灘 燧灘 故郷の大きな海

くわえタバコにタオルの猟師が
くれた干物つまんで飲みながら釣りをしてる
やがて子供達の声が釣竿をかついで
まぶしい光る海へとみんなで急ぎ走って行く
アーこんな夢みたいな港からいつも見てる海は
燧灘 燧灘 燧灘 故郷の大きな海

アーこんなおだやかな港からいつも見てる海は
燧灘 燧灘 燧灘 故郷の大きな海
×