世界が終わる

世界が終わる時君は何をして何思う
息がとまるほど君を抱きしめているのだろう きっと

満月の晩に見たこともない怪獣が現れた
メディアは途端にカメラ担いで現場に向かった テレビが映つした悲惨な様子
行く手を阻んだ戦車を操縦した軍隊を片足蹴り上げビルをかじり歩く
悲鳴と怒号が入り混じった いよいよ下った神の審判
偉い学者達も集められ ヤバイ事態を逆に楽しむ
イカレた連中を目の前に大統領いたって冷静に
カメラに向かって最後のメッセージ「皆さん、さようなら」

世界が終わる時君は何をして何思う
息がとまるほど君を抱きしめているのだろう きっと

お金をもっと豪快に使い 週三回は高級フレンチ
赤のフェラーリ ランボルギーニ乗りたかったのにさぁ…
交番に誰か火を付けた ごぉごぉと空に火柱が
なんだか僕は不思議な興奮を覚えてしまったよ…
今年は花見も行ってない 海水浴にも行けてない
紅葉狩りには毎年行ってない こんなことなら行っときゃよかった
読みかけの本を一冊とサバイバルナイフ 鞄忍ばすと
僕は外に出たんだ 月が不気味に笑ってたんだよ

世界が終わる時君がもし泣いていたならば
僕が飛ばす冗談で笑わせてあげるから

兄弟や家族に会いに行こう今日ならば言えるかも
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