憂忌世ぶし

石川さゆり

憂忌世ぶし

作詞:吉岡治
作曲:岡林信康
編曲:川村栄二
発売日:2013/02/20
この曲の表示回数:24,660回

憂忌世ぶし
咲くも花なら 散るのも花よ
散った私が 馬鹿みただけで
涙ながした 十五の春の
キラリ光った 遠賀川

家出したのが そのすぐ後で
別に当てなど さらさらないが
どうせ貧乏で おやじは酒乱
母が泣くのが 可哀相

はじめ中州で 茶店に勤め
金につられて キャバレー勤め
あれはヤクザと わかって惚れて
いつか売られて 汚されて

いいさ酒場の 酔いどれ草に
かけてくれるな なまじの情け
つくり話と きちがい水に
逃げてすがって 生きてゆく

その後はなしを 聞きたい方は
去年ムショから でてきたはずの
東京町田市 中村チヨが
一部始終を 聞かせましょう
一部始終を 聞かせましょう

涙流した 他人の不幸
酒の肴に 聞かせましょう
優しい言葉を 信じたことが
事の始まり 身の終わり

恨みつらみは 夢路の後よ
惚れた女が 馬鹿をみた
キラリ光った 刃物の先に
愛しいまことを 探してた
愛しいまことを 探してた

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