蓼科山(たてしなやま)の 山蔭に
仄(ほの)かに咲いた 白い花
これを私と 思ってと
胸に飾って くれたきみ
おぼえているよ いつまでも
一人静(ひとりしずか)の 花の言葉を
傾(かし)げた傘の その下で
肩ふるわせて 無くきみに
せめて怨みを 言われたら
旅へ発(た)つ身も 軽かろうに
黙っておれを くるしめた
一人静(ひとりしずか)の 花の涙よ
信濃の里に 咲く花は
信濃の里で 散るさだめ
旅に荒(すさ)んだ おれよりも
こころやさしい その人に
与えておくれ 迷わずに
一人静(ひとりしずか)の 花のこころを
仄(ほの)かに咲いた 白い花
これを私と 思ってと
胸に飾って くれたきみ
おぼえているよ いつまでも
一人静(ひとりしずか)の 花の言葉を
傾(かし)げた傘の その下で
肩ふるわせて 無くきみに
せめて怨みを 言われたら
旅へ発(た)つ身も 軽かろうに
黙っておれを くるしめた
一人静(ひとりしずか)の 花の涙よ
信濃の里に 咲く花は
信濃の里で 散るさだめ
旅に荒(すさ)んだ おれよりも
こころやさしい その人に
与えておくれ 迷わずに
一人静(ひとりしずか)の 花のこころを
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