観覧車

大木彩乃

観覧車

作詞:Ayano Ohki
作曲:Ayano Ohki
発売日:2002/04/24
この曲の表示回数:9,996回

観覧車
日時計から針が消えていく
せまる闇を緩やかに
空へのぼっていく観覧車
潮に軋むソファ

さっきから ただ海を見ている
高く高く 連れていって
見過ごしてしまう瞬間を
全て受け止めたい

こうしてひとりで過ごすことに慣れて
彼の面影 辿っても
今じゃ 懐かしくて
帰る場所はそこじゃなくて
それはとても自由だけれど

海を襲う冬の寒さに
恋が終わる音が聞こえた

海と空の境に浮かぶ
遠い舟は星のよう
鼻が痛くなる冷たさに
光が滲んでる

さっきから ただ闇を見ている
深く深く 飲み込んで
約束も夢も泡のように
海へと沈めたい

こうしてひとりで過ごすことに慣れて
彼の温度を 探っても
今じゃ 感じなくて
帰る場所はそこじゃなくて
それはとても不思議だけど

夜を襲う冬の寒さに
強くなれる
そんな気がした

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