襟裳岬

作詞:岡本おさみ
作曲:吉田拓郎
発売日:2005/12/16
この曲の表示回数:11,090回

襟裳岬
北の街ではもう
悲しみを暖炉で
もやしはじめてるらしい
理由(わけ)のわからないことで
悩んでいるうち
老いぼれてしまうから
だまりとうした歳月(としつき)を
ひろい集めて暖めあおう
襟裳の春は 何もない春です

君は二杯めだよね
コーヒーカップに
角砂糖ひとつだったね
すててきてしまった
わずらわしさだけを
くるくるかきまわして
通りすぎた夏のにおい
思い出してなつかしいね
襟裳の春は 何もない春です
日々のくらしはいやでも
やってくるけど
静かに笑ってしまおう
いじけることだけが
生きることだと
かいならしすぎたので
身構えながら話すなんて
アーおくびょうなんだよね
襟裳の春は 何もない春です
寒い友だちが 訪ねてきたよ
えんりょはいらないから
暖まってゆきなよ

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