紀伊水道

島津悦子

紀伊水道

作詞:木下龍太郎
作曲:花笠薫
発売日:2004/09/01
この曲の表示回数:20,583回

紀伊水道
結城つむぎの 袖振るたびに
匂い袋の 鈴が泣く
船を 船を見送る 紀伊水道
こんなか細い 未練の糸が
なんで切れない おんな指

馴れぬ手付きで 解(ほど)いて呉れた
酔った昨夜(ゆうべ)の 名古屋帯
宿の 宿の窓には 紀伊水道
後を引くから 許さぬはずが
肌は心に すぐ背(そむ)く

背伸びするたび 爪先痛い
辛さ分かるか 鼻緒まで
船が 船が消えてく 紀伊水道
みさき灯台 点(とも)しておくれ
女ごころに 夢あかり

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