失うものが 多すぎて
夕日の色に うなだれる
なくしたものが 遠ざかり
虚ろな犬が また 歩き出す
壊れたものを 両手にのせて
飛ばない鳥を 思い出す
ちぎれた本を 開いたら
ページが風に
ほら 白く
ほら 強く
ほら 吹かれる
「さあさ お開きの皆様方よ
語りますのは 同じ空の下
心うちひしがれた方のこと
歌で世の中変わりはせぬが
届かぬ思いを届けたい
ここは一番 大きな声で
申し上げましょう」
元気を出しておくんなさい
今はそれしか いえないけれど
元気を出しておくんなさい
ここからあなたに祈ってる
凍える夜に まぶたを開けて
流れる星を 捜してる
濡れた心に 渇いた意思を
当てれば そこで
ほら 風が
ほら 地図を
ほら 見つめてる
「『お前なんぞに言われたところで
どうにもなりゃあしないよ』
『そりゃわかってますがね、旦那。
あたしゃ、あの子をどうしても
励ましてえんだ』
『役に立つもんなか、え、気休めだよ』
『それじゃ、旦那、一言だけ。
一言だけ言わして下さぇな』」
元気を出しておくんなさい
もしもよければ一緒に歌い
元気を出しておくんなさい
いつでもあなたに祈ってる
「おやま、あれま、
みるみる間に立ち直って。
さすがの心意気ってものがわからあ。
それでも、たまに思い出すことが
あるんだろうなあ。
目を伏せて……笑顔が消えて。
いやいや、俺が愁嘆になってちゃいけねえ。
ここはなんとかしてもらわなきゃあ」
元気出しておくんなさい
まだまだそれしか言えないけれど
元気を出しておくんなさい
ここからあなたに祈ってる
元気出しておくんなさい
もしもよければ一緒に歌い
元気を出しておくんなさい
いつでもあなたに祈ってる
いつでもここで
ほら 誰か
ほら いつも
ほら 見つめてる
夕日の色に うなだれる
なくしたものが 遠ざかり
虚ろな犬が また 歩き出す
壊れたものを 両手にのせて
飛ばない鳥を 思い出す
ちぎれた本を 開いたら
ページが風に
ほら 白く
ほら 強く
ほら 吹かれる
「さあさ お開きの皆様方よ
語りますのは 同じ空の下
心うちひしがれた方のこと
歌で世の中変わりはせぬが
届かぬ思いを届けたい
ここは一番 大きな声で
申し上げましょう」
元気を出しておくんなさい
今はそれしか いえないけれど
元気を出しておくんなさい
ここからあなたに祈ってる
凍える夜に まぶたを開けて
流れる星を 捜してる
濡れた心に 渇いた意思を
当てれば そこで
ほら 風が
ほら 地図を
ほら 見つめてる
「『お前なんぞに言われたところで
どうにもなりゃあしないよ』
『そりゃわかってますがね、旦那。
あたしゃ、あの子をどうしても
励ましてえんだ』
『役に立つもんなか、え、気休めだよ』
『それじゃ、旦那、一言だけ。
一言だけ言わして下さぇな』」
元気を出しておくんなさい
もしもよければ一緒に歌い
元気を出しておくんなさい
いつでもあなたに祈ってる
「おやま、あれま、
みるみる間に立ち直って。
さすがの心意気ってものがわからあ。
それでも、たまに思い出すことが
あるんだろうなあ。
目を伏せて……笑顔が消えて。
いやいや、俺が愁嘆になってちゃいけねえ。
ここはなんとかしてもらわなきゃあ」
元気出しておくんなさい
まだまだそれしか言えないけれど
元気を出しておくんなさい
ここからあなたに祈ってる
元気出しておくんなさい
もしもよければ一緒に歌い
元気を出しておくんなさい
いつでもあなたに祈ってる
いつでもここで
ほら 誰か
ほら いつも
ほら 見つめてる
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