文學少女

BURNOUT SYNDROMES

文學少女

作詞:熊谷和海
作曲:熊谷和海
発売日:2015/05/13
この曲の表示回数:70,238回

文學少女
空は静かに白み始めていた
小説家 〆切前のam4:00
少しずつ 少しずつ書き溜めてきた 君と僕の小説を書いている

『文學少女』

国境の長いトンネルを抜けると雪国だった
背中にくい込んでいた夜と 桜の樹の下に埋まる屍体と
『蜘蛛の糸』と『羅生門』と『城の崎』と『走れメロス』と
『君』と『僕』で出来た物語に 名前はまだない
恥の多い生涯を送ってきました

夕暮れ チャイムが鳴り響いていた
沈んだ目で上履きを探す少女
授業も聞かずに 日が暮れるまで
窓際の席で小説を読んでいた

ボーイ・ミーツ・ガール@校舎裏
籠球部の喧噪と 風に舞うカーテンと 通知表飛行機と
何遍も 何遍も書き直した この世界を君は笑うだろう
嘘ばかりのストーリー と
ただ ラストシーンのこの台詞が君以外に伝わりませんように
「その手首の痣、とても綺麗でした。」

少女はいつしか変わり始めていた
戦う術を小説が教えていた
言葉を剣に 沈黙を盾に
君は 君だけの主人公になる

ダンス・ダンス・ダンス@高架下
総武線の振動と 右のサイドスローで小石 跳ねる 荒川

何遍も 何遍も書き直した その未来で君は笑うだろう
誇り高きストーリー と
いま
あの孤独と 自殺願望が 君のための文學になるんだ
跳ねる水飛沫 とても綺麗でした

朝 食堂で吸う一さじのスウプと
鳴り響くさびしさと “好き“という絶望の中では
『檸檬』も『蜜柑』も『斜陽』も『河童』も
『こゝろ』も『破戒』も『夜間飛行』も
『銀河鉄道』も『砂糖菓子』も 君と過ごした青春全部が
『限りなく透明に近いブルー』だ

シャープ・ペンで書けるような 薄っぺらな僕の人生も
水性ペンで書いたような 涙滲む 君の明日も
世界にたった一つだけだ
共にハッピーエンドを信じて書こう
人生はストーリー

何遍も 何遍も書き直した この世界を君は笑うだろう
嘘ばかりのストーリー と
ただ ラストシーンのこの台詞が君以外に伝わりませんように

「その手首の痣、とても綺麗でした。」

『文學少女』

コトバのキモチ 投稿フォーム

ココでは、アナタのお気に入りの歌詞のフレーズを募集しています。
下記の投稿フォームに必要事項を記入の上、アナタの「熱い想い」を添えてドシドシ送って下さい。

推薦者:お名前(ペンネーム可)必須
性別:
  任意
年齢:
 歳 任意
投稿フレーズ:必須
曲名:必須
歌手名:必須
コメント:必須
歌ネットに一言あれば:任意

※歌詞間違いのご指摘、歌ネットへのご要望、
その他返信希望のお問い合わせなどは
コチラからどうぞ。→ 問い合わせフォーム

リアルタイムランキング更新:09:30

  1. クリスマスソング
  2. オトノケ
  3. はいよろこんで
  4. Bling-Bang-Bang-Born
  5. あわてんぼうのサンタクロース

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

注目度ランキング

  1. ピカレスク
  2. 冬のファンタジー duet with 小湊美和
  3. 1番星
  4. LOVEマシーン
  5. なんてったってアイドル

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×