大河のほとり駒とめて
誰に贈らんすべもなく
涙に摘みし螢草
夕月細く旅遠し
広野の涯に在りという
幸福(さち)を尋ねて若き日を
時雨にうたれ風に泣き
辿りし旅路幾歳ぞ
鳥啼く谷に日を暮らし
星の渚に眠れども
幸福(さち)は我身にめぐり来ず
こよいも更けて鐘が鳴る
可愛いの駒と労(いたわ)れば
駒も悲しく嘶(いなな)きて
涙に摘みし螢草
手綱にあわれほろり散る
誰に贈らんすべもなく
涙に摘みし螢草
夕月細く旅遠し
広野の涯に在りという
幸福(さち)を尋ねて若き日を
時雨にうたれ風に泣き
辿りし旅路幾歳ぞ
鳥啼く谷に日を暮らし
星の渚に眠れども
幸福(さち)は我身にめぐり来ず
こよいも更けて鐘が鳴る
可愛いの駒と労(いたわ)れば
駒も悲しく嘶(いなな)きて
涙に摘みし螢草
手綱にあわれほろり散る
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