止り木

天知茂

止り木

作詞:山口洋子
作曲:遠藤実
発売日:2001/12/19
この曲の表示回数:11,182回

止り木
ボトルの底にほんのわずか
酒をのこしてあのひと消えた
さよならだけが人生と
どこかできいたような台詞がくせで
酔えばもたれてくる肩が
恋しい止り木 影ひとつ

考えてみりゃ去年からの
けっこう長いつきあいだった
一度も好きと云えぬまゝ
お互い遠いとこで惚れあっていた
酔えばやっぱり演歌だと
歌った止り木 影ひとつ

いまごろ北國(きた)は冬のさなか
吹雪まじりの景色が浮かぶ
ひとあし早くこの街に
春だけやってきてもわたしは寒い
酔えば瞼で旅をする
女の止り木 影ひとつ

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