白い港

作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一
発売日:2002/03/21
この曲の表示回数:48,652回

白い港
心の片隅
何かがこわれたよ
青空が眩しい
港の カフェーの椅子で
ぼくはふと
眼をふせながら
腕時計巻いた

セイルをおろした
無数の帆柱が
こわいほど綺麗だよ
離れて 生きてみようと
違う船
選んだ君に
こだわりもないさ

スーツケースくらい
自分で持つと
君はいつも強い
女だったね

港の カフェーの椅子で
ぼくはふと
眉を翳らせ
優しさを破く

青空が眩しい
かもめが 波をかすめる
触れもせず
ぼくをかすめた
君に似ているよ

帽子の陰から
流れる黒い髪
いつまでも見ていた
港の カフェーの椅子で
ぼくはふと
孤独なんだと
気がついて
苦いコーヒー飲むよ

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