くすんだ光が
背筋の谷に陰おとす
あなたは静かに
寝息をたてて夢みてる
音をたてず するりと 部屋を出て
鳥の記憶 目覚めた肌
選ばなかった方角を
懐かしみ続けている
朝が多重露光のように
交わる
子どもの背丈で
街を眺める午前五時
全てが違って見える気がした
一日中
原子炉のように喉を鳴らす猫と
夢の記憶 辿るあなた
選ばなかった方角を
懐かしみ続けている
夜が多重露光のように
交わる
背筋の谷に陰おとす
あなたは静かに
寝息をたてて夢みてる
音をたてず するりと 部屋を出て
鳥の記憶 目覚めた肌
選ばなかった方角を
懐かしみ続けている
朝が多重露光のように
交わる
子どもの背丈で
街を眺める午前五時
全てが違って見える気がした
一日中
原子炉のように喉を鳴らす猫と
夢の記憶 辿るあなた
選ばなかった方角を
懐かしみ続けている
夜が多重露光のように
交わる
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