あなただけ

長谷川白紙

あなただけ

作詞:長谷川白紙
作曲:長谷川白紙
発売日:2019/11/13
この曲の表示回数:37,576回

あなただけ
体を囲う虹の糸が
見えているのはあなただけ
天国くらいに磨り減って
光を通す
あなただけ

思ったときできた
肌から臓が 着くずれ 文字を待つ
そこら中
嫌われそうな
暗いたまりを 翻して
また重ねる指の 隙間から
知らない人を浴びたら
水平線まで
体が溶けている海のそばに
わたしも少しは近づけるのか な

泡立てたらなくなるものが
見えているのはあなただけ
ふつに白んで柔い嘘を
嫌ってるのは
もしかして

(あなたの肌理にちかづく時
見えたものから見ないように)

エア
が象るみたいで それでも
触れてみたい

触れてみたい から
もう知ってる から
わたしのこと から
頭が光 から
離れていく から

わたしたち
ぶつかる嘘たちの重さを思い出したら

幻の体になる

明かりが瞼弾く音が
聞こえてるのはあなただけ
天国くらいに遠くから
頭を掴む
色のない
えずきがわたしを直しても
愛しているわ
もしそこに祈りがなければ
どこまでも
いつまでだって 難しい美しいあなたの

役割が
生きれる場所は

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