昨日の影がいないから
まぶたを伏せて待っている
昨日の夢がいないから
扉を閉じずに待っている
風が止まらないように
ひとつつながって、またドミノ倒し
踊りながら転がっていく
昨日のはなしがいないから
頭の奥で聞いている
昨日の鳥がいないから
まぶたの裏に描いている
月を水に沈めて、耳をすませてみるの
水面を流れる花は透きとおる青
折れた櫂に同情をよせるように
君が前に語った言葉はまだ
光を編み続けているようだ
「飛ぶから、見てて」
千枚の旗をはためかせて通りを行く
秋空の下の過剰なパレードも
君の心の白さの前では
色を失い、はがれて、ぼやけていく
何も語らず
何も残さず
何にも触れず
何にも響かず
歯車は、止めない
ハンドルは、つかまない
昼が咲いて 夜が燃えた 香りが旅して
私の夢は、
朝の陽を見る
昨日の夢はいないから
一人で飛んでやってみる
風は銀の草をなでていく
口笛鳴らすように
家の灯りは私の足元で
逆さまの樹になった実のよう
昨日の夢も追ってやってくる
花の香り聴いて待ってるよ
まぶたを伏せて待っている
昨日の夢がいないから
扉を閉じずに待っている
風が止まらないように
ひとつつながって、またドミノ倒し
踊りながら転がっていく
昨日のはなしがいないから
頭の奥で聞いている
昨日の鳥がいないから
まぶたの裏に描いている
月を水に沈めて、耳をすませてみるの
水面を流れる花は透きとおる青
折れた櫂に同情をよせるように
君が前に語った言葉はまだ
光を編み続けているようだ
「飛ぶから、見てて」
千枚の旗をはためかせて通りを行く
秋空の下の過剰なパレードも
君の心の白さの前では
色を失い、はがれて、ぼやけていく
何も語らず
何も残さず
何にも触れず
何にも響かず
歯車は、止めない
ハンドルは、つかまない
昼が咲いて 夜が燃えた 香りが旅して
私の夢は、
朝の陽を見る
昨日の夢はいないから
一人で飛んでやってみる
風は銀の草をなでていく
口笛鳴らすように
家の灯りは私の足元で
逆さまの樹になった実のよう
昨日の夢も追ってやってくる
花の香り聴いて待ってるよ
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