空梁月落

空梁月落

作詞:
作曲:
編曲:
発売日:2022/06/01
この曲の表示回数:7,543回

空梁月落
一面に広がる 晦冥に呑まれて
口ずさむ歌も もう届かないほどに
どこまでも遠くへ どこまでも深くへ
静寂の中へと落ちてゆく

淵底にひとり
僅かに残った記憶の
砕片を繋いで やっと辿り着いた
忘れないで 訴えるように
ただ煌々とわたしを見つめる光

どれほど取るに足らない日々でも
私の孤独な世界に 色を与えたの
きっとどこかで迷い佇んだときは
あなたの存在が 導となる
それさえあるなら 帰って来れるの

本当は全部譲ってしまうつもりだった
いつのことか 物憂げに語った自由も

なのに ごめんね
出会ってしまったあの愛しい居場所が 私を呼ぶから
もう少し もう少しだけ そこで待ってて

どれほど取るに足らない夢でも
私の世界を変えるには充分すぎた

どれほど取るに足らない言葉も
こんな空虚な世界に 意味を与えたの
いつか全てを見失ってしまったとしても
あなたの存在が 導となる
それさえあるなら 帰って来れるの

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