夜の隙間を抜け出した空
窓を開ければ
流れる浅い夏の匂いがする
いつかの夜空を照らす光の雨や
頬を染め抜く薄紅 散りゆく花弁
拾い集めて一つも残さずに書いている
薄い足跡を辿る
何度も吐き出して 吐き出して
胸も痛いほどに
指先で心の行方を探す
言葉よりも透明で
美しいものが知りたくて
描いた面影浮かぶ
あの空の青さは
僕しか知らない
窓際に並べた笑顔はあの日のままで
時間が途絶えたみたいだ
想っていても伝える術を持たないのなら
何もないのと同じだ
何度も吐き出せど 吐き出せど
胸は痛いままで
この心は指先だけに宿る
思い出なんて曖昧で
さよならだけが消せなくて
見上げた窓から覗く
この空の青さは
君には見えない
夜の隙間を抜け出した空
窓を開ければ流れる
季節はまた巡る
言葉だけが透明だ
思い出だけが邪魔なんだ
さよなら 涙で滲む
君に向けた詩も
僕しか知らない
君には見えない
窓を開ければ
流れる浅い夏の匂いがする
いつかの夜空を照らす光の雨や
頬を染め抜く薄紅 散りゆく花弁
拾い集めて一つも残さずに書いている
薄い足跡を辿る
何度も吐き出して 吐き出して
胸も痛いほどに
指先で心の行方を探す
言葉よりも透明で
美しいものが知りたくて
描いた面影浮かぶ
あの空の青さは
僕しか知らない
窓際に並べた笑顔はあの日のままで
時間が途絶えたみたいだ
想っていても伝える術を持たないのなら
何もないのと同じだ
何度も吐き出せど 吐き出せど
胸は痛いままで
この心は指先だけに宿る
思い出なんて曖昧で
さよならだけが消せなくて
見上げた窓から覗く
この空の青さは
君には見えない
夜の隙間を抜け出した空
窓を開ければ流れる
季節はまた巡る
言葉だけが透明だ
思い出だけが邪魔なんだ
さよなら 涙で滲む
君に向けた詩も
僕しか知らない
君には見えない
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